2008年06月25日

中西部洪水で穀物高騰に拍車 米国発の食糧危機に発展か?

中西部洪水で穀物高騰に拍車 米国発の食糧危機に発展か? 2008.6.21 産経ニュース

【ワシントン=渡辺浩生】米中西部を襲った「カトリーナ以来最大規模」となった洪水被害は、国境や海を越えて、世界の食糧供給に深刻な影響を与えそうだ。米国は世界のトウモロコシの37%、大豆の36%を生産する最大の穀物生産国であり輸出国だが、農地が水没したことで、今季の大幅減産は避けられない。バイオ燃料増産などを契機に高騰を続ける穀物価格を一段と押し上げ、途上国の食糧事情を深刻化させる恐れもある。

米国最大の穀倉地帯、中西部を流れるミシシッピ川や支流が豪雨による増水で決壊し、約2万平方キロの農地が水浸しとなり、家畜の豚が小屋の屋根に避難したまま洪水に流されている。

中西部の洪水が深刻化した背景には、「人災の側面もある」(米紙ワシントンポスト)という。北アイオワ大のエンシャン環境センター所長は、食糧増産のため平原や湿地が急激に農地化され、土地が本来持つ排水作用が低下したと指摘、「農業は自然の限界を尊重すべきだ」と話す。

米農務省はイリノイ、アイオワなど中西部6州の農業生産への影響について緊急調査しているが、例えばトウモロコシの18%、大豆の13%を生産するアイオワ州では、「穀物農地の16%が水没した」(アイオワ農業事務所)という。

トウモロコシは今年の生産分の23%がバイオ燃料のエタノール原料に向かう見通しで、需要は過熱。そこに水害による大幅減産の予想が重なり、シカゴ商品取引所のトウモロコシ先物価格は今月約30%も上昇し、1ブッシェル=8ドル前後の高水準。価格上昇に弾みがついた。

飼料コストの高騰で畜産業も大打撃を受けた。食肉や乳製品価格に波及するのは必至だ。関連業界団体から政権に対してバイオ燃料の生産目標の下方修正を求める声も高まっている。

世界銀行の報告書によると、2006年から世界の食糧価格は2倍となり、その60%は今年1月からの上昇分という。

今月ローマで開かれた食糧サミット、大阪でのG8(主要8カ国)財務相会合で、中米ハイチやフィリピンなど途上国での食糧危機対策が協議されたが、米国発の食糧不安の波で世界の食糧計画に狂いが生じれば、来月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)では対策の再検討も迫られよう。

一方、05年のハリケーン「カトリーナ」上陸で対応の遅れを批判されたブッシュ大統領は19日、ヘリコプターでアイオワ州などの被災地を訪問。40億ドルの災害救援基金を被災者の救援や復興に投入する方針を示した。共和党大統領候補のマケイン上院議員も同日、ブッシュ氏とは別行動で視察。民主党候補のオバマ上院議員も今週、イリノイ州で砂袋による河川の堤防強化を手伝った。

中西部の水害による被害は19日現在、死者24人、4万人が避難生活を送り、「経済的損失は30億ドルに上る」(米CNNテレビ)とされている。
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日本も真剣に自給率のUPを推進してほしいものです。
そのうち、さつまいもだけの生活になるかも…。

posted by suzusuzu at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | その他災害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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