北陸電力は十七日、経済産業省原子力安全・保安院の指示を受けて実施した志賀原子力発電所(石川県志賀町赤住)沖の海域断層の再評価で、マグニチュード(M)6・2−7規模の地震を引き起こす可能性のある褶曲(しゅうきょく)構造が八カ所あることを把握し、平成十五年五月に保安院に報告していたと発表した。北電は、当時国が耐震性を定めた旧指針では、安全性に問題がないため、公表していなかった。
再評価は、褶曲構造の地下深部に活断層が存在する可能性があるとする専門家の最新の知見を踏まえ、保安院が十四年九月に口頭で電力各社に指示していた。
北電が志賀原発1、2号機の設置許可申請をした昭和六十二年と平成九年当時、褶曲構造は耐震設計を行う際に考慮すべき対象になっておらず、設置許可申請書には載っていない。(つづく)
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一体、安全性に問題がないと、どういう基準で決めるのやら…。
原子力発電所が被災したときの放射能漏れの危険を考えると空恐ろしくなります!